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一人親方の労災保険組合ガイド|補償内容・選び方などを徹底解説

2025年11月14日 カテゴリー:お知らせ


一人親方が労災保険組合(労災保険事務組合)に入り、特別加入制度を利用して労災保険に加入する方法をご存じですか。建設業をはじめとする多くの現場で働く一人親方にとって、業務中の事故やケガは避けられないリスクのひとつです。そうした万が一に備える手段が「労災保険の特別加入制度」です。

本記事では、一人親方が労災保険に加入するメリット・デメリット、補償内容、組合の選び方などを詳しく解説します。万が一の事態に備え、安心して業務に取り組むため、この制度を正しく理解しましょう。

一人親方は労災保険に入れる?入れない?


建設業で従業員を雇わず、個人事業主として働く一人親方。はじめに、一人親方が労災保険に加入できるのかどうかを詳しく解説します。

一人親方が個人で労災保険に加入できない理由


労災保険は本来、雇用されている労働者を保護するための制度であり、業務中や通勤中のケガや病気を補償します。一方、一人親方は労働基準法上の労働者ではないため、通常の労災保険制度の対象外です。したがって、一人親方が個人で労災保険に加入することは原則としてできません。

一人親方は特別加入制度を利用して労災保険に加入する


労働者ではない一人親方にも、業務中のケガや病気のリスクは存在します。特に建設業界では、一人親方と企業に所属する労働者の業務実態に大きな差はありません。このような状況を踏まえ、国は一人親方のために労災保険の「特別加入制度」をもうけています。労災保険組合などを通じて申請し、この特別加入制度を利用すると、通常の労働者と同様の補償を受けられます。

一人親方が特別加入制度を利用して労災保険に加入するための条件


一人親方が特別加入制度を利用して労災保険に加入するには、以下の条件を満たす必要があります。

・建設業などの労災保険特別加入の対象となる業種に従事していること
・原則として、常時労働者を雇用していないこと
・労災保険組合を通じて加入手続きを行うこと


これらの条件を満たすことで特別加入が認められ、労災保険の給付を受けることができます。なお、加入後には毎年の更新手続きと保険料の納付が必要となります。

加入できないパターンもあるので注意が必要


労災保険に特別加入する場合は、健康状態によって加入できない場合があります。病気にかかっており、就業が難しいほどの症状があったり障害があったりすると、労災保険への加入は基本的にできません。ただ、特定の業務のみが難しい程度であれば、該当業務以外の内容に対する特別加入が認められています。

建設業における一人親方労災保険の補償対象となる範囲は?


一人親方が特別加入で労災保険の補償を受けられるのは、請負契約に基づく作業に従事している場合に限られます。具体的には、現場での建設作業やそれに付随する行為、自家内作業場で行う請負契約に基づいた作業、資材や機械の運搬作業などが該当します。

また、台風や火災など突発的な災害時に緊急で出勤し、請負契約に基づく作業をする場合も補償対象です。これらの条件に当てはまる作業であれば、業務中のケガや事故に対して労災保険による補償を受けることが可能です。

一人親方が労災保険に加入するメリット・デメリット


一人親方が労災保険に加入することには、多くの利点がありますが、同時に留意すべき点も存在します。以下では、メリットとデメリットの両面から解説します。

メリット


一人親方が労災保険に加入するメリットは、以下の通りです。

業務中・通勤中の災害に備えられる


作業中や通勤中に発生したケガや病気に対して、治療費の全額補償や休業中の収入補填が受けられます。これにより、突発的な事故や病気による経済的損失を抑えることが可能です。特に建設現場など危険を伴う業務に従事する場合、予期せぬ事態への備えとして非常に有効といえるでしょう。

死亡や後遺障害にも対応


万が一の死亡や障害にも補償があり、遺族への給付や障害等級に応じた一時金・年金が支給されます。事故が原因で長期間の治療や介護が必要になった場合でも、補償制度により生活の不安を軽減できるでしょう。家族の将来を守る手段としても大きな意義があります。

補償内容が手厚く安心して働ける


医療費や休業補償に加え、介護補償や葬祭費など多岐にわたる給付制度が整っています。入院や長期療養が必要な場合でも対応できる体制があり、自営業者であっても会社員と同等レベルの補償が受けられる点は大きな魅力です。安心して日々の業務に取り組むための土台となります。

デメリット


一方で、一人親方が労災保険に加入するには少なからずデメリットがあります。

保険料は自己負担


一人親方の特別加入では、労災保険料を全額自己負担する必要があります。業種や給付基礎日額によって異なりますが、年間数万円から十数万円の負担が生じることも珍しくありません。収入が不安定な場合には、この支出が経営を圧迫する可能性があるため、あらかじめ理解したうえで加入しましょう。

業務に該当しない災害は対象外


私生活でのケガや病気、業務との因果関係が明確でない災害は補償の対象とはなりません。一人親方の場合、どこまでが業務として認められるかの線引きが難しいケースもあり、あらかじめ補償対象の範囲を理解しておくことが重要です。

手続きや更新に手間がかかる


初回の申請や年度更新の際に必要な書類提出や手続きが複雑と感じる場合があります。特に慣れていない方にとっては煩雑に感じられるかもしれません。ただし、多くの組合ではサポート体制が整っており、必要な手続きの案内や相談を受けることが可能です。

以上の点を踏まえ、自身の事業内容やリスクに応じて労災保険の加入を検討してください。

一人親方労災保険料・組合費は経費にできる?


一人親方が支払う労災保険の保険料は、事業の経費としては計上できません。ただし、社会保険料控除の対象になるため、確定申告で忘れずに手続きしましょう。なお、配偶者や子どもといった家族従事者に対して労災保険料を支払う場合は、法定福利費の勘定科目で経費にできます。

一方、労災保険の特別加入のために一人親方労災保険組合に加入した場合、その入会金や組合費は経費として処理できます。これらの費用を経費として計上するには、帳簿への正確な記載と領収書の保管が重要であることを覚えておきましょう。

一人親方が加入する労災保険組合の選び方


一人親方が特別加入の制度を利用して労災保険に加入するには、労災保険組合を通じて手続きを行わなければいけません。しかし、複数の組合が存在し、追加補償の内容やサポート体制、組合費などが異なるため、どの組合を選ぶべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、労災保険組合を選ぶ際の比較ポイントと選び方のコツを解説します。

給付基礎日額の選択肢


組合によっては、選択できる給付基礎日額に制限がある場合があります。自身の生活や収入に合わせて、適切な日額が選べるかも比較のポイントです。

一人親方労災保険の金額と内訳


一人親方労災保険料は、給付基礎日額に基づいて計算されますが、組合によっては事務手数料や管理費が加算されている場合があります。保険料の総額とその内訳を確認し、実質的な負担額を比較することが重要です。

サポート体制の充実度


初めて特別加入する場合や、更新時の手続きに不安がある方にとっては、組合のサポート体制が非常に重要です。電話・メール・対面相談の可否や、書類の作成支援、事故時のサポートなど、どこまで対応してもらえるかを確認しましょう。

加入までのスピード


一部の組合では、申し込みから保険証の発行までに数週間かかることも。急ぎで加入したい場合は、即日加入やオンライン手続きに対応している組合を選ぶとよいでしょう。


全国対応・地域密着の違い


全国対応の組合は利便性が高く、オンラインや郵送でのやり取りがスムーズです。一方で、地域密着型の組合は地元の事情に詳しく、対面でのサポートが手厚いことがあります。どちらが自身に合っているかを検討しましょう。

一人親方労災保険組合ならJCCA滋賀の「一人親方部会」がおすすめ


最後に、建設業で活躍する一人親方におすすめの労災保険組合、JCCA滋賀の一人親方部会についてお伝えします。

一人親方部会の魅力


JCCA滋賀の「一人親方部会」では、建設業を中心とした一人親方に特化した労災保険の加入手続きができます。低コストで手厚いサポートを受けられる点が魅力で、建設業で働く一人親方にとって心強い支えとなるでしょう。

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一人親方部会に加入する流れ


JCCA滋賀の「一人親方部会」に加入するには、書類での手続きが必要です。専用の申込書はホームページからダウンロードが可能です。必要事項を記入し、本人確認書類を添えて提出してください。書類の提出はFAXや郵送でも受け付けています。スタッフによる丁寧なサポートも受けられるため、初めての方でも安心して加入できるでしょう。

一人親方は労災保険組合に今すぐ加入しよう


一人親方にとって、労災保険への加入は事業の安定と安全のために重要な選択です。特別加入制度を活用すると、労災による経済的損失を防ぎ、安心して業務に専念できます。事務手数料や組合費、サポート体制などをしっかりと比較し、自分に合った労災保険組合を選びましょう。どの組合に加入したらいいか迷う方は、JCCA滋賀の「一人親方部会」への加入もぜひご検討ください。

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